日本には、過去に削除されたような法律がいくつか存在しており、尊属殺人重罰規定は良い例です。

知らないと損する法律について
知らないと損する法律について

過去に削除された法律に関して

知らないと損する法律について
我々が知っている法律は少数ですが、実は莫大な数の法律が日本には存在しています。そして、その中には、過去に憲法違反などが発覚したために削除されたものも存在します。日本では、憲法が最も上位に来るものですから、憲法に違反する場合には、その法律の効力は失われることになります。

その一例としてあげるならば、尊属殺人重罰規定違憲判決があります。尊属殺人とは、親族の中で存続に当たる人間を殺害した場合に適用されるものであり、これは通常の殺人罪とは別で刑罰が定められていました。通所の殺人罪の場合には、有機系まで酌量される可能性がありましたが、尊属殺人の場合には、最低でも無期懲役しかない、というかなり重い刑罰が科せられていました。日本では、以前この法律を適用しようとして、その効果が無効となった出来事がありました。ある少女が、父親から虐待を10年以上にわたって受けていたのですが、その少女が危機を脱するために隙をみて父親を殺害しました。この時には、尊属殺人が適用されてしまうのですが、情状から見てもあまりに残酷な刑罰ですし、何より憲法の「何人も方の下に平等である」という文言に違反している、という指摘がありました。これによって、最高裁判所の判決で尊属殺人の重罰が却下されたのです。これがきっかけとなり、この法律は削除されるにいたりました。

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